アラビア語との出会い & 使ってみて良かったテキストや文法書、辞書
語源と文字の美しさ
スペイン語を学んでいる時に、スペイン語の語源はアラビア語のものが結構多いことに気が付きました。 例えば、砂糖はスペイン語でazúcar、アラビア語のسكر sukkarが語源です。
また、カリグラフィーもたまにやっていて(お遊び程度なのですが)、アラビアのカリグラフィーがとても美しく、少しでもいいから自分でも書いてみたいなーという衝動にかられてしまい、思い切ってアラビア語を学んでみることにしました。
アラビア語のテキスト
NHKラジオのアラビア講座には2つシリーズがありますが、私が使用したのは、講師が榮谷温子先生の「話そう! アラビア語」の方です。この講座は2005年から同じ内容を繰り返し放送していて、私は今から数年前に購入して学習しました。
実は、このテキストの前に他のものを2冊買ってみたのですが、今まで使用してきた欧米の言語の学習書とは構成が異なりすぎていたせいか、とっつきづらく、途中で投げ出してしまいました。
この講座のテキストは、図表を沢山使って文字や発音の仕組みを丁寧に説明してくれるし、CDで音声も聴くことが出来るので、アラビア語の知識が本当にゼロだった私でも、なんとか終了することが出来ました。
TVシリーズは2012年から同じ内容を再放送しています。私はラジオ講座のテキストの学習を始めた時に並行して観ていました。
報道写真家の渡部陽一さんが出演していて、ほのぼのとした雰囲気で学習が進んでいきますが、学習のベースとなるドラマも面白いし、アラビア語圏の国々を紹介した特集も楽しかったです。
ドラマに登場する「アストロラーブ」は、中世のイスラムで作られ、発展していった天体観測の器具。大航海時代には無くてはならないものだったとか。
サイクリングで東京海洋大学の資料館に行った時に、アストロラーブが展示されているのを見つけたのですが、実物もとても素敵でした。
アラビア語の文法書
解説が分かりやすくて良いのですが、索引がないので、詳しく調べたい時にちょっと不便。
アラビア語の辞書
初学者にも引きやすいように配慮されているので助かります。本田先生のアラビア書道もセクションの合間に出てきて、癒やされます。
Arabic English Dictionary of Modern Written Arabic
中辞典クラスの辞書。前述の辞書では見つからない語を確認するのに使用します。